目が腫れる

kanin2007-02-16

朝から泣き通しの一日でした。今日は銀行へ行ったり、郵便局へ行ったりするために会社をお休みしました。お昼前に家を出ればいいかな?とゆっくりめに起きてうだうだ出かける用意をしていました。購入したアイドル雑誌類も増えてきたので切り抜き整理をしなければ(しかし、剛くんの初舞台「荒神」関係の雑誌は切り抜きは絶対出来ないわ。保存版だわ)とファイルを購入するために雑誌の縦横サイズをメジャーで測っていました。そしたら写真集「Viva!V6」が出てきて思わずパラパラめくっていくうちに没頭!ちょうどその時に部屋で流れていたBGMが「♪僕と僕らのあした(アコースティックバージョン)」。知らず知らずのうちに写真集を見ながら大粒の涙が目から溢れ出ていました。この写真集はほんと凄いですよね。(岩永様〜ありがとう)何かねぇ〜‘若きV6のブイヨン’なんですよね。抱きしめたくなります。朝から大泣きしてから平静に戻ってお出かけし用事を済ませ夕方からは映画鑑賞をしました。
映画は1日1本の鑑賞が良いです!映画に敬意を払いたい私は自分のお金を払って一日1本の映画を真剣に観て、そしてその余韻に一日浸るのです。これが理想です。しかし色々な都合で一日2本とか観なければいけない時もあります。そういう時は仕方ないですが2本観させていただきます。そして今日も…。
本日の1本目は京都文化博物館にて「反逆児」を鑑賞しました。昭和36年伊藤大輔監督作品、出演中村錦之助、桜町弘子、岩崎加根子杉村春子佐野周二。観始めてやっぱり私は伊藤大輔監督より稲垣浩監督作品が好きかなぁ〜と思っていました。伊藤大輔監督作品は私には少しいやらしい(というか色っぽいというべき?)かも。しかし話にはぐいぐい引きこまれて脚本誰?原作誰?と思って後で確認したら脚本は伊藤監督、原作は大佛次郎さんでした。さすが大ベストセラー作家。桜町弘子さんは京都映画祭で錦之助特集の時にゲストで来られたのを見たことがあります。桜町さん錦之助さんとの思い出話を訊かれて「とっても優しい方でした」とお話されてました。錦之助さんお優しいのですよね。ご病気で入院中に看病に疲れている奥様(甲にしきさん?)のお誕生日祝いをさらっとされたり…。錦之助さんも大好きな俳優さんのお一人です。とても魅力的な俳優さんで愛らしさがありオーラがありますそして演技は真摯。今日の「反逆児」でもすごい圧倒される演技!(特に後半)でした。(でもふと可愛らしい表情・演技もありそれがまた堪りません)杉村春子さんは出てこられた時またかぁ〜などと不謹慎にも思いましたがやはり名女優!お話の中の築山殿を見事に演じ切られていて観ている私は恐ろしいと思ったり、酷い人だと思ったり、可愛そうだと思ったりすっかり築山殿に振り回されていました。対する徳姫役の岩崎加根子さんもすごい演技派でした。私はあまり存じてない女優さんですが。佐野周二さんも素晴らしかったです。(佐野周二さんは関口宏のお父様)徳川家康役だったのですがいじけてうじうじしているけれど頭が良くて家を守ることに縛られている悲しい人をしっかり演じられていました。名優さんですね。観始めたあたりは稲垣作品を恋しく思ったりしてましたが最後まで観ると骨太な作品ですっかり堪能していました。演出もやっぱり伊藤大輔監督はカメラアングルが良いのかな?最初の方の錦之助さんが馬を操るショットとかラストの方の錦之助さんのアップの撮り方とか馬に乗りながら海に入っていって何人かで集まるシーンとか新鮮な映像がところどころにあって唸りました。それから超クライマックスも素晴らしかった!あれは錦之助さんが素晴らしかったのかな?すごい演技と演出が混ざったラストシーンでした。錦之助さんの演技の素晴らしさに今日二度目の大泣きでした。
そして本日の2本目は「天国で待ってくれる」(2回目)一言!泣きました!ポケットティッシュ1.5袋分鼻をかみました!涙も涸れ果てるくらい泣きました!はっきり言います!この映画は最低2回観てください!2回観て堪能できる映画だと思います!(ここからネタばれ有、注意)実は先日母親と観に行った時に一番良い場面で母親が横でこそこそ話すから集中できなかったのです。そのいい場面とは武志が宏樹に「あとどれくらい生きられる?」と訊いた場面。うちの母親はその時「言ったらあかん…」「言ったらあかん。」「言ったらあかん!」「言ってしもぅた…」と小声でぶつぶつ呟いてたのです。それはさておき、この映画は大きな刺激もなくゆっくり静かに進むストーリーなので一度観ただけではその良さというか意味がしっかりキャッチできないと思います。(特に私のような時折ぼーとしてしまう者には)二度観てようやくそれぞれの演技や演出が楽しめると思うのです。イノっち素晴らしい演技されていましたよ。二度観てはっきりわかりました。(やっぱりイノっちは頭いいんですね)それから挿入歌の「♪春を待とう」もすごく良いです!1回目の鑑賞で聴き逃していたのは歌唱がいつものイノっち節より抑え目だったからですね。癖があまりなかったです。そして映画に合う素晴らしい曲になっています。最高ですね♪これまでのイノっちオリジナルソングの中で私一番好きです!「♪春を待とう」夏コンでやってくれますよね?やってくれますよね?やって欲しい〜。やってー!CDにもなったらいいのに本当に素晴らしい曲!いい映画でした。悲しく、切なく、優しく、温かく、可愛い、そして考えさせられる映画。武志すごいなぁ〜。素晴らしい3人だなぁ〜。私も武志みたいにその時は残りの時間を知りたいです。やりたいことをやっておきたいもの。
今日は良く泣いた一日でした。目が痛い。
家に帰って来てから「日本アカデミー賞授賞式」の残り40分くらいを観ました。私がお気に入りの映画達は賞とはあまり縁が無いかもしれないけれど、こういう場もあって良いと思います。映画に関わる人のお祭り。だから出来れば辞退とかはなくて映画に関わる皆さんが皆さんで賞とかを盛り上げて行って欲しいと思います。これからもずーと日本映画が作られていって私達もずーと楽しんで行きたいから。「日本映画がみんなを照らし続ける光でありますように」って日本アカデミー賞授賞式で吉岡秀隆さんがおっしゃってました。同感です。