ゲド戦記鑑賞感想

kanin2006-08-13


《写真は昨日行った栗原はるみさんのお店「YUTORI・NO・KUKAN」で食したものです。携帯からの日記の編集はうまくできなくて…(>_<)》
ゲド戦記」の感想です。
アニメはほとんど観ない私です。声優と言っても准くんそんなにセリフ量多くないですね。最初の方アレンが話してても准くんの顔がちらつくし、准くんのアテレコ風景を想像しちゃって身内感覚で観てしまって仕方なかったです。(>_<)役柄と准くんはすごくピッタリのような気がしました。さすが鈴木プロデューサー、プロですね。色々な声を聞かれているだけのことはあります。准くんは物事を深く真剣に考える性格なのでは?と思うのですが、ピュアな心を持っているところとか、まさしくアレン〓准くんて思いました。アレン〓准くんの「ごめんなさい」「申し訳ありません」とか謝る言葉が耳に心地よいのは感情が言葉に乗っかっているからでしょうね。あと言葉にならない声「あぁ」「ハッハッ」などの声の出し方も良かった。それからラストの方で大きな声で叫ぶところ(「テルー!」だったかな?セリフ忘れました)すごく良かったですよ!!他の声優さんについて菅原文太さん、手島さん以外は知らなくて観てたんですが「クモ」役(唇薄い)いいなぁと思ってたら田中裕子さんだったのですね。その他にも香川照之さんとか沢山の名優さんが出演されてたのです
ね。全くだれか想像出来なかったのでまた観る機会があったら今度は俳優さんの顔も想像しながら観てみたいです。
アテレコは俳優さん達が一緒の空間でされたものではなく別々に録音されたものを後でくっつけられたとか。こういう方法が今は主流なんですかね?セリフをやりとりするところに微妙な空気が流れたり味が出たりすると思うので合同でアテレコした方がさらに素敵な作品になりそうな気がするのですが、このやり方は何か問題があるのでしょうか?スケジュールが合わし難いのかな?
「テルーの唄」は皆さんがおっしゃる通りとても素敵な唄で映画の中で聴いてて涙が出ました。涙一滴の歌声というか、郷愁を思い起こさせる歌声というか良い歌声ですね。
映画のメッセージ的なセリフもクサイとか思わず素直に耳を傾けられる言葉の数々でした。「死があるから生を思いっきり生きることができる」とか映画後半のセリフの数々はいいですね。でも映画前半(最近のアニメに多そうですが)の末期的世界は見るのが辛いですね。認識しなくちゃいけないのかもしれませんが。
映画の中でクモがハイタカを呼びつけた場面で「会いたいならそっちからくればいいじゃないか!」「いや長年世話になってるんで一度我が家へご招待しようと思ってね」(ウロ覚え)このやり取りは何かどこかの映画で観たことがある気がします。粋なやり取りなので頭の片隅に残ってました。
映画のラストは迫力満点でした!息を止めて食い入るようにスクリーンを観てました「アレン!危ない!」などと。ラストの方は場内全ての人が集中していたと思います。あと少し気になったのはアレンが驚いた(正気を失っている?)時の表情がどうもうめずかずおさんの漫画の表情になってませんでしたか?ちょっとホラーぽいの。
ゲド戦記」トータルではなかなか面白かったです。